北京の中関村海淀区に、中国初の具身智能に特化した産業パークが開園した。データ、アルゴリズム、チップからロボットハードウェアまで、完全なエコシステムが一つの建物に集結している。
正式名称を中関村(海淀)具身智能創新産業園というこのパークには、羅森博特(整形外科手術ロボット)、無界動力(関節モーターとロボット脳)、諾亦騰(データプラットフォーム)、昆崙芯(AIチップ)など多様な企業が入居している。
「企業が廊下を歩いて隣のドアを叩けば契約が成立する——これで技術協力のコストが劇的に下がる」と、中関村ハイテク産業促進センターの杜玲園区開発部長は語る。「上階と下階がサプライチェーン——これは掛け声ではなく、日常の現実です」
世界初の具身データユニコーン
パークの代表的なテナントの一つが光輪智能(Lightwheel AI)だ。同社の楊海波共同創業者兼社長は、世界初の具身データユニコーンであると語る。2026年第1四半期だけで5.5億元の新規受注を獲得し、世界トップ5のワールドモデルチームすべてを顧客とし、主要なグローバル具身智能チームが使用するシミュレーションアセットと合成データの80%以上を供給している。
特筆すべきは、Lightwheel AIがNVIDIA、Google DeepMind、Disney Research、Toyota Researchと並んで、オープンソース物理エンジンNewtonの技術指導委員会に参加する唯一の中国企業であることだ。また、20件の国家・業界標準の策定を主導または共同執筆している。
